Ranked #1
織田作之助 「眼鏡」
織田作之助 「眼鏡」
無頼派の織田作之助が、ちょっとませた若い女性向けの雑誌に書いたらどうなるのか。そんな作品がありました。対象の末から戦後まで発行されていた令女界は、恋愛ものや美容情報で人気でしたが、学校によっては禁止されていたようです。その雑誌にに掲載され... Read more
15 Jul 2022
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6mins
Ranked #2
菊池寛 「形」
菊池寛 「形」
国語教科書で記憶に残っている方もおられるでしょう。戦場に名を轟かせている勇猛な武士が、自分の象徴ともいえるものを貸したことから起こった出来事です。名より実といわれますが、名をはせることにも意味があることを教えられます。
15 Jul 2022
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7mins
Ranked #3
山本周五郎 「日々平安」
山本周五郎 「日々平安」
黒澤映画「椿三十郎」の原案となった作品です。人物造型は映画と違った魅力があり、一方でこの作品が黒澤作品に可笑しみやのどかさを与えたことも感じられます。お家騒動を舞台に、娯楽小説家としての山本周五郎の魅力を存分に味わえる作品です。
13 Jul 2022
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1hr 42mins
Ranked #4
池谷信三郎 「忠僕」
池谷信三郎 「忠僕」
古参の雇人には、若くして事業を継いだ物わかりの良い雇い主が危なかしく見えてしまいます。とはいえこの古参の雇人もまともかというと…。どんな時代にも心当たりがある使われる側と使う側の話です。キレイごとと世俗の欲、建て前と本音について考えさせら... Read more
8 Jul 2022
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12mins
Ranked #5
葉山嘉樹 「セメント樽の中の手紙」
葉山嘉樹 「セメント樽の中の手紙」
多くの教科書に掲載されている作品です。重層的でさまざまな解釈があり、主人公の与三に焦点を当てる読み方や、労働者への連帯を呼びかける内容という受け止め方もあります。教科書に掲載されている作品は、時代の価値観にあわせて少し文章が違うものもあり... Read more
5 Jul 2022
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11mins
Ranked #6
夏目漱石 「変な音」
夏目漱石 「変な音」
入院中の夏目漱石は毎日決まった時間に、どこかの病室から聞こえてくる音が気になります。なんの音かわからぬまま退院し、再入院となったときに、人の移り変わりとともに、その音の正体を知ることになります。病院での日々や出来事をスケッチしながら、内面... Read more
1 Jul 2022
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15mins
Ranked #7
山川方夫 「他人の夏」
山川方夫 「他人の夏」
夏になると都会からレジャー客が押し寄せる海辺の町で、高校進学のために働く少年は、久々に泳ぎにでた夜の海で投げやりな女性と出逢います。高度成長期のレジャーブームがはじまった頃の話です。「ヒッチコックマガジン」で活躍した山川方夫らしいモダンな... Read more
30 Jun 2022
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12mins
Ranked #8
小川未明 「幾年もたった後」
小川未明 「幾年もたった後」
雨上がりの輝かしい日、父親は子供がなにもかもを美しく受け止め楽しむ姿をみて、自分が失ったもののついて思います。そしてそれを取り戻すことはできないものかと考えます。小川未明の人生童話です。
28 Jun 2022
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13mins
Ranked #9
山本周五郎 「松の花」(『日本婦道記』より)
山本周五郎 「松の花」(『日本婦道記』より)
長年連れ添った妻が成してきたことを、先立たれて初めて知ることになった夫。山本周五郎の初期の代表作「日本婦道記」から「松の花」を朗読します。武家社会で女性がいかに生きたかを描いていますが、著者はそれを美徳とするのではなく、夫婦が協力して人生... Read more
27 Jun 2022
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44mins
Ranked #10
山本周五郎 「紅梅月毛」全編
山本周五郎 「紅梅月毛」全編
一気に聞きたいというご要望に応えて全編を一本にしました。 人として本当に大切にすべきことはなにか。藩の名誉と自身の面目をかけて馬術比べに出ることになった深谷半之丞は、周囲の思惑や期待を意に介さず自分の信じる道を選びます。 It is a... Read more
22 Jun 2022
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40mins