朴念爺の童謡

一　コッチコッチ　リン　リリ　リン 　　時計が　お早う 　　雀の宿に　合図して 　　朝だよ　起きて　コチコチ　お早う 　　時計の針は　踊って　開いた 二　コッチコッチ　リン　リリ　リン 　　時計が　歌う 　　もういいかいと　合図して 　... Read more

一　ふくらむ土に　顔寄せて 　　うれしさ胸を　ときめかす 　　芽生えの頃の　思いこそ 　　尋ねし人へ　届けんと 二　望みを秘めて　出る双葉 　　とばりをさいて　かいくぐる 　　手招く声に　耳かせば 　　君へのたより　たずさえた 三　... Read more

一　靴が鳴る鳴る　砂丘の山は 　　まるい黄金の　太鼓山 　　足跡つけて　登ったら 　　ラクダの足跡に　よくにてた 二　風が遊ぶよ　砂丘の山は 　　夢の世界の　遊園地 　　踊ってはねて　ころんだら 　　思いのままに　画いてた 三　砂が... Read more

一　おばあちゃん　おばあちゃん 　　ほほえみ　いっぱい　顔寄せて 　　ぢーっと見つめる　おばあちゃん 　　むかしばなしが　大好きで 　　子供の頃を　うれしげに 　　何度もお話　つきないの 二　おばあちゃん　おばあちゃん 　　あれこれ　尋... Read more

一　日差しを受けた　亀の子は 　　海辺の砂を　はい出して 　　いつもくさんと　塩香る 　　しぶきをかぶり　泳ぎ出る 二　ちいさな雨が　川となり 　　流れて海に　そそぐなら 　　波の間にまに　顔出して 　　甲羅を浮かべ　日干しする 三... Read more

一　竹の子　ドッコイショ 　　重いな山土　ドッコイショ 　　モグラと違うよ　ドッコイショ 　　落ち葉のねやの　ぬくもりに 　　ころころ朝露　落ちてきた 二　竹の子　ドッコイショ 　　光がまばゆい　ドッコイショ 　　まわりの木立も　ドッコ... Read more

一　縄跳びごっこ　楽しいな 　　誰かと組んで　跳びたいな 　　兎と猿を　呼んでも 　　相手にされるかな 　　一　二　三　一　二　三 　　とんでも　とんでも 　　天には　とどかない 　　虹まで　とどけ 二　縄跳びごっこ　縄振れば 　　縄の... Read more

一　春一番の　木枯らし吹けば 　　いのちの春の　息吹きの風で 　　若い木の芽は　小鳥を呼んで 　　共に我が世を　たたえるの 　　緑のいのち声高らかに 二　地球は青く　光を浴びて 　　輝く富士の　白雪融けて 　　流れる川に　棹さす声は 　... Read more

一　鬼ごっこは　楽しいな 　　鬼さんこちらと　呼んでいる 　　鬼さんあちこち　探しても 　　まだよ　まだよ　まあだだよ 　　あれこれ　探してみたけれど 　　どこにも見えぬ　居留守かな 　　ごそ　ごそ　ごそ　ごそ 　　ごそごそごそ 　　いま僕... Read more

一　さえずる声で　なんとなく 　　落ち葉の上を　眺めると 　　枯木の枝が　背延びして 　　なんにも言わず　ゆれていた 二　いつもの歩く　通り道 　　色ずく土を　よく見ると 　　緑の帽子　つけていた 　　帰りもちょっと　寄ってみた 三... Read more